【シェーダーグラフメモ その48】レーザービームを作る
はじめに
シェーダーグラフを利用して、レーザービームっぽいものを作る方法を解説します。
上記のエフェクトは、レーザー+黒い帯という組み合わせでできています。
今回はこれらの作り方を解説します。
エフェクト1 : レーザー
STEP1. テクスチャを用意
今回は以下のテクスチャを使用します。
上記のテクスチャはSubstanceDesignerで以下のようなノードを組んで作成しました。
STEP2 :シェーダーグラフ作成
STEP1のテクスチャをUVスクロールさせ、HDRカラーと乗算したものをPBRのEmissionに入力します。
PBRノードは以下のように設定します。
上記のシェーダーグラフを板メッシュに張り付けると以下のようになります。
マテリアルのパラメータSpeed(UVスクロールの速さ)を14にすると、以下のようになります。(レーザーっぽさを出すため、板メッシュをz方向に引き延ばしています)
エフェクト2 : 黒い帯
ここでは、以下のような黒い帯の作り方を解説します。
STEP1. テクスチャを用意
今回は以下のテクスチャを使用します。
上記のテクスチャは、SubstanceDesignerで以下のようなノードを組んで作成しました。
STEP2: シェーダーグラフ作成
STEP1のテクスチャをUVスクロールさせます。
今回はテクスチャを斜めに変形させたいのでテクスチャUVのy成分にテクスチャUVのx成分を足しています。
PBRノードは以下のように設定します。
マテリアルのパラメータUvScroll(スクロールの速度)のY成分を8に設定します。
このシェーダーグラフから作成したマテリアルを円柱に張り付けると、以下のようになります。
スケール値(4, 16, 4)と(-4, 16, 4)の円柱を並べ、マテリアルを適用すると以下のような黒い帯になります。
完成
STEP1のレーザーとSTEP2の黒い帯を合わせて今回のレーザービームは完成となります。