今回のシェーダーグラフは雨のシェーダーグラフです。
今回はこのシェーダーグラフを完成させるまでの手順をゼロから1つずつ解説していきます。
STEP1
まずはUVからY座標を取り出してY方向のグラデーションを作ります
STEP2
次に、X座標にPosterizeをかけたものをY座標に足します。
STEP3 動きを付ける
Fractionをかけて0.0~1.0の繰り返しを作り、そこへ時間を足します。
なんとなく、雨っぽくなってきました。
STEP4 白黒を反転させる
OneMinusノードを挟み、白と黒を反転させます。
STEP5 雨の間隔を伸ばす
Fractionノードを使っていたところをModuloノードに差し替えます。
Fractionは入力を1.0で割った余りを返すノードであるのに対して、Moduloノードは入力を任意の数で割った余りを出力できます。
STEP6: 動きをランダムにする
SimpleNoiseノードを挟んでランダムをいれます。
動きがばらついてより雨らしくなりました。
STEP7 : 雨を細かくする
PosterizeノードのStepsの数値を増やします。
ノード途中経過
STEP8 : 雨を速くする
雨が遅いような気がするので、時間に数値を乗算し雨の速さを上げます。ついでにModuloの数値もいじります
STEP9 : 雨をバラつかせる
SimpleNoiseに乗算する数を増やします。
STEP10: 雨を削る
雨が濃すぎるので、SimpleNoiseにStepノードをつなげたものと雨を乗算して雨粒の数を減らします。
StepノードのInには0.48を指定しました。
STEP11: 雨を延ばす。
雨が短すぎるように感じられるので、Y座標に1.0より小さい値を乗算して雨を引き伸ばします。
雨が速すぎたので時間の速さも減らしました。
STEP12 : 雨が落ちる間隔を伸ばす
雨が落ちてくる間隔が短すぎるように感じられるので、Moduloの数値を増やします。
STEP13 : 雨を増やす
雨粒が少なすぎて寂しいので、雨粒を増やします。
だいぶ雨らしくなってきました。
STEP14 : 雨に色を付ける
雨が白黒なのはちょっと寂しいので、色を付けます。
STEP15: 雨の色を薄くする
雨の色が濃すぎるので、Lerpを挟んで色を薄くします。
完成
ノード全体図